音楽部
10月25日（土）富山のオーバードホールにて開催された「全日本合唱コンクール 高等学校B部門（33人以上の部）」に出場し、金賞および、富山県知事賞を受賞いたしました。今回で全国大会は11度目の出場となりました。
遠方にも関わらず、会場には多くの保護者やOGも応援に駆けつけてくださいました。ライブビューイングでリアルタイムの応援もたくさんいただきました。本当にありがとうございました。発表後にも、たくさんのお祝いメッセージを頂戴いたしました。私たちが、いかに多くの皆様に支えていただいているかを、今年も改めて実感いたしました。このような結果を頂戴できましたことも、こうして見守ってくださる皆様のおかげと、言葉に尽くせぬ感謝の気持ちでいっぱいです。
今年の3年生は、昨年とは逆に3学年の中で一番多い人数でした。3年生が少ない年にも様々な困難がありますが、多ければそれだけ結束するのにも時間が必要だったりと、逆に苦労もたくさんあり、例年にも増して多くの時間を話し合いに費やしました。しかしながら、それを機に学年としての「絆」が深まり、さらには個々の成長の糧になったと感じています。
今年選んだ課題曲はドイツ語で発音も難しく、人の死を宗教的に語るもので、解釈するのも表現するのも難しく、試行錯誤の連続でした。自由曲も「神の手につつまれるような」宗教的な内容であったため、技術も難しい曲でしたので、その精神に肉薄することが本当に難しかったです。更に、リズムの組み合わせが噛み合わなくなることも多く、こちらも大苦戦でした。だからこそ、県大会や関東大会で終わりたくない、少しでも長く歌いたいと、練習に取り組んできました。
そして今年はコロナや咳を伴う風邪症状の病との戦いでもありました。何度も今年は全国を目指すことは難しいのかなと思うような局面もありました。さらに、中間テスト最終日の翌日に富山へ出発するという、今まで経験したことのないスケジュールでした。そんな中で、生徒はよく頑張ったと思います。本番では皆、笑顔で楽しんで、伸び伸び歌っている様子に、ステージ上で幸せを感じながらの演奏でした。
音楽部はこれから新しい世代へ代替わりし、東京春のコーラスコンテストや、ヴォーカルアンサンブルコンテスト等に向けての練習になります。どうぞ、今後とも、私たち音楽部をご支援くださいますようお願い申し上げます。