ご無沙汰しております、吹奏楽部です。様々な困難が降りかかる中、ようやく当部も本格的な活動が行えるようになってきました。
7月頭に23名の1年生(56代)を迎え、そしてすぐ、最後の合奏(昨年度たくさん演奏したマゼランです)をして54代のメンバーが引退をしていきました。いつもの大部屋で、5ヶ月ぶりの演奏を新しく入った56代の前で奏でた54代は、起立のあと、涙しながら、それぞれの道に向かっていきました。
その後期末考査期間に入り、試験が終了してからの活動は短い時間の中で個人練習を行っていきました。それぞれの楽器のエチュードを中心に、ブランクを埋めるべく基礎練習を行い、通常活動に移る最後の週には、部活はじめにベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者たちによる協奏曲の演奏を鑑賞をしました。一流の音に触れる事でイメージを高めるという事を目的に、それぞれ鑑賞シートを記入し、「良い音楽」について学びました。
そして9月に入った週から、パート練習を再開し(そして1年生が1名増え)、同時に本日行った校内予選に向けて、アンサンブルを始動しました。今回はこのコロナ禍でホールでの演奏が出来ない中、アンサンブルであればステージ上での密が回避できると言うことから、東松山市民文化センターで実施する決断をしました。編成・方向性・選曲は8月終わりから始めており、それが固まり本格的に動き出したのがこの時期です。それぞれのチームで朝・ミーティング後に時間をつくり練習をし、今週一週間はアンコンウィークとして練習時間内での活動とし、同時に顧問による指導も行いました。
今回はフルート四重奏、サックス四重奏、クラリネット八重奏、金管八重奏のエントリーで予選を行いました。また審査については外部から滑川総合高校顧問の坂本先生、また長年、松女吹を率いてこられた髙荷先生の2名にお願いをしました。13時に入館してから各チーム30分ずつホールでリハーサルを行い、出場しない部員・また保護者の方を迎えて15:45から、ホールでの本番さながらに校内予選を実施することができました。実に8ヶ月ぶりの松文でしたが、やはりホールでの演奏経験が、奏者として大きな成長のきっかけになると感じた30分でした。
結果は、2位がフルート四重奏、1位がクラリネット八重奏と言うことで、この2チームが吹奏楽連盟アンコンに出場することになりました。日程は今月20日の抽選会で決定します。地区大会に向けて、さらなる飛躍を期待します。
フルート四重奏:『想い出は銀の笛』より Ⅱ.真紅のルビー Ⅴ.ブルー・パステル(三浦真理)
サックス四重奏:『ソングス・フォー・ザ・カミングデイ』より Ⅵ.世界は新しい(D.マスランカ)
クラリネット八重奏:カプリッチョ(八木澤教司)
金管八重奏:テルプシコーレⅠ(森田一浩)