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”沖縄を知り、沖縄に触れる”

  修学旅行日記
”沖縄を知り、沖縄に触れる”

 いよいよ修学旅行である。君たちの準備は万全であろうか。何事も「良い準備がなければ、成果は出ない」ものだ。さて、私たちが行く沖縄とはどんなところなのだろう。

 沖縄といえば、亜熱帯海洋性気候で年間通して暖かい。澄んだ海、豊かな常緑の森、色とりどりの海洋生物たち。さんご礁をはじめとする大自然に囲まれた世界に誇れる自然の美しさ。リゾートとして圧倒的な人気を誇る沖縄ならではの魅力に圧倒されるかもしれない。

また、中国や東南アジアなどと古くから海外交易をもとに国際都市として独特の歴史や文化を育んできた琉球王国としての面影。今も残る史跡や伝統工芸、そして芸能。本土では味わえない異国情緒をきっと満喫できるだろう。

 そして、太平洋戦争で日本唯一の地上戦が繰り広げられた沖縄。銃弾や艦砲射撃の砲弾は「鉄の暴風」とも呼ばれた。そして、沖縄の面積の約10%を占める米軍基地の存在。  

 今年、読谷村の「チビチリガマ」が荒らされた。荒らした少年の多くがガマの歴史を「知らなかった」と言っていた。戦後72年がたち戦争の記憶が薄れていく中、この修学旅行を機に松女生には是非「平和」とはどういうことなのか、考えてもらいたい。そして、沖縄の平和に対する思いを戦後世代として引き継いでいく責任を感じてほしい。

 このように、いろいろな顔を持つ沖縄というフィールド。松女生には是非「ホンモノの沖縄」に触れてもらいたい。今回の修学旅行では、班別見学やクラス別見学などを通じて南部戦跡平和学習、各種アクティビティ、首里城見学等々様々なプログラムが用意されている。「求めなければ得るものはない」ここで体験する貴重な経験が、今後の高校生活、さらには人生において自身に生きてくるか否かは君たち次第だ。

 この修学旅行に主体的にコミットすることで君たちの一層の成長と進化を期待している。

 それでは、”いざ! 出発!”

 第一日目

 いよいよ出発。空港の集合ロビーでは、入間向陽高校、朝霞西高校と隣り合わせ。いずれも私服での修学旅行で、松女生のセーラー服が一層と際立っていた。集合整列で自ずと緊張感も高まり、松女生のテンションもマックスに近い。そして、慣れない保安検査から搭乗口へ。ほぼオンタイムで飛行機は無事離陸。昭和の団体旅行を彷彿させる歓声と悲鳴、そして拍手が機内いっぱいに広がった。前に座っていた入間向陽高校の男子生徒たちが思わず後ろを振り返るほど。普段あまり見られない松女生たちのテンションに驚きを感じながらも、飛行機は粛々と一路那覇へと向かっていた。

 那覇到着。さすがに暑い。25℃とは聞いていたものの、やはり聞くのと実際に感じるのとでは違うもの。20℃超の暑さに沖縄を実感できた。そして、最初の見学地首里城。首里城内ではクラスごとの集合写真をとるのでクラスがバラバラにならないようにとの案内に、生真面目な松女生たちは、その場所まで一目散。沖縄の世界遺産・首里城のシンボルといえば守礼門。その守礼門を見事にスルー?して、風による前髪の乱れを一様に気にしていた松女生全クラスの集合写真をとり班別行動となった。


 

第二日目

 今日は平和学習の日。制服を着こなし心を整えて平和公園へ。埼玉県の碑から平和の礎へと向かい、クラス代表が礎の前で「平和の誓い」を読み上げた。

 続いて沖縄方言で「ガマ」と呼ばれる自然洞窟の見学。沖縄戦では、住民や日本兵の避難場所として、また野戦病院としても利用されたところである。平和ガイドさんの案内のもとガマの内部を見学。さすが、感受性の強い松女生、多くの生徒が涙を流してガイドさんの話に聞き入っていた。そして、「ひめゆりの塔」。そこでは、沖縄戦の過酷さ、悲惨さを象徴するものとして、また、沖縄師範学校女子部と沖縄県立第一高等女学校の女子生徒及び職員総計240名にも及ぶ人たちの様々な思いが私たちの胸を打つ。資料館にある遺影や遺品、生存者の証言映像や手記等々。多くの松女生が見入っていたが、何とも言えず悲しく切ないものである。

 これが「戦争」なんだ。だからこそ、「平和」の実現を願い続けなければならない。今日の平和学習を通して多くの松女生が感じとったのではないかと思っている。





 

第三日目

 今日は体験学習の日。制服から私服へとイメージチェンジした松女生は、各体験コースごとでの一日である。私が同行したのは、美ら海水族館とカヌー体験コース。午前中の水族館では、巨大なジンベイザメが何と言っても圧巻。イルカショーのおきちゃん劇場では、その跳躍力の凄さに圧倒された。

 午後はいよいよカヌー体験。インストラクターである「かっちゃん」による事前指導後、いざ実際にカヌーへ乗船。恐る恐る船出であったが、少し経つとバディ(相方)との掛け声とともに勢いよくカヌーが動き出した。マングローブの中をカヌーで探索。何とも貴重な体験だったのではないだろうか。その後のネイチャーウォッチングではマングローブの中を探索して多くの生き物たちの生態を確認することもできた。

 とても充実した一日が終わり、ホテルに戻り、近くのビーチでの夕日の光景は、沖縄最後の夜を象徴する哀愁に満ちたものであった。





 第四日目

 いよいよ修学旅行最終日。今までの盛りだくさんの内容に少々疲れ気味か。今日は、那覇国際通りにおいての自由行動。荷物を送ったばかりであるが、最後のお買いもの?ツアー。沖縄ならではのランチとお土産を存分に楽しんだのではないでしょうか。

 四日間にわたる高校生活最大のイベントであるが修学旅行も無事に終了が見えてきた。松女生たちは、この四日間でたくさんの沖縄に触れてきたことでしょう。どの沖縄もホンモノの沖縄。自身が五感で感じた沖縄をいつまでも忘れないようにしましょう。

 修学旅行お疲れ様でした。