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松女パレード旅団 拝見

いじめを考える 松女パレード旅団 拝見

 4月29日、松山市民活動センターで第31回比企地区春季高等学校演劇祭が行われ、小川高校、滑川総合高校、松山高校、鳩山高校、農大三高、そして松山女子高校が参加しました。松女の出番は16:25からのオオトリ。演じたのは、鴻上尚史作の「パレード旅団」。

いじめを題材とした、とても考えさせられるものであった。いじめられっ子の中学生達7人がSNS上の呼びかけで集う、ドンタコスの会。心に闇を抱える中学生たちは、自らを開示しながら打ち解けていく。しかし、その中学生たちが家庭教師に訪れた教師志望の大学生を殺してしまう。

 パニックに陥る中学生たち。「皆で、自殺するしかない」「死ぬのはイヤダ!」「こっちが死ぬか、いじめっ子たちを殺すかだ!」と、追い込まれるいじめられっ子の叫びが、胸に迫る。
 ラストでたくさんのいじめっ子軍団に取り囲まれる。投石、ボウガンが飛び交う。追い詰められたいじめられっ子7人が、「生きてここを脱出出来たら、みんなで、日本中の自殺しようとしているいじめられっ子のたの学校をつくろう」と、夢見るシーンがせつない。
 彼ら7人が脱出出来たかは、わからない。しかし、夢を語り、夢の実現をめざす7人の強さは誰にも負けないものだ。きっと脱出出来たに決まっているだろう。

 演劇部員の熱演であっという間の1時間であった。「いじめ」という大きな問題と真摯に向き合う君たちの心の叫びが聞こえたような気がする。坂口君のどこか怯えた影を持つ表情が今も忘れられない。素晴らしい演技、部員の皆さん、お疲れ様でした。