第41回 松女音楽部 定期演奏会
第41回 松女音楽部 定期演奏会
6月4日、松山女子高校音楽部「第41回定期演奏会」が開催されました。当日は、大勢の皆様にご来場いただき、会場が満席となるほど大盛況の演奏会でした。森田市長様をはじめ、ご多用のなかご来場いただきました皆様、誠にありがとうございました。
さて、皆さんもご存知のとおり、昨年音楽部は、全日本合唱コンクール全国大会において最優秀団体として文部科学大臣賞を受賞しました。大会最多の140人で臨んだ全国大会。他を圧倒したのは、140人からの圧倒的な声量ではなく、重層的でのびやかなその繊細さにあったといいます。
「歌を自分たちが楽しまなければ、聞いてくださる人に楽しさは伝わらない。楽しさが伝われば、その人も幸せになる」これは、受賞後の部長の言葉です。このように「歌を楽しむ」ことが松女音楽部の全員の思いとなって伸びやかで繊細なハーモニーが生みだされているのではないでしょうか。
定期演奏会の案内をいただいた時、部員の胸にはニックネームの書かれた名札がついていました。部内では、そのニックネームで呼び合うのだそうです。こうした部員同士の関係性が、これからもさらに息の合ったハーモニーを創りだす松女音楽部の強みとなっているのでしょう。
そして、今年度新たな一年生を迎えて新生音楽部がスタートしています。「日本一」という実績が部員一人ひとりの肩に重くのしかかってきて、重圧とプレッシャーの日々かと思います。しかし、これこそが松女音楽部としての宿命であり、こうした義務と責任を果たすことで、歴史と伝統が築かれていくのです。
こうした責任と義務から決して目をそむけてはいけません。辛いかもしれない、苦しいかもしれない、しかし偉大なる看板と向き合うことで自ずと自らの道が開けてくるのです。
最後になりましたが、昨日の演奏会にお越しいただいた皆さまと開催にあたり、惜しみないご協力をいただきました関係者の皆さまに、心より御礼申し上げます。これからも、松女音楽部をよろしくお願いいたします。
それにしても、最後の部長あいさつは圧巻であった。松女生の底力を感じるとともに威風堂々たる部長の姿に涙が止まらなかった。