校長室より

令和8年度 第2学期始業式 校長講話

 

 

 

 

 

 

 

 

■みなさん、おはようございます。校長の黒田です。長かった夏休みも終わり、いよいよ2学期が始まりました。

■2学期は、「松女祭」「体育祭」、そして2年生は「修学旅行」と行事が目白押しです。それぞれの行事も大切な学びです。主体的に取り組み、存分に経験値を高めてください。

■一方、2学期は腰を据えて勉学に取り組める学期でもあります。授業や補習にがっぷり四つ組み合って、学びを深めてください。

 

■さて、2学期の始業に当たり校長から1点だけ話をします。

■たった今、「2学期は授業や補習にがっぷり四つに組み合って」と言いましたが、その参考に「学力の意味」という話をします。

 

■学校というところは勉強するところですので、先生方は「学力」という言葉を使いますね。「学力の向上」であるとか、「学力が低下している」など。おそらく、みなさんも「学力」という言葉は使うことがあるかと思います。

■では、その「学力」とは、どういう意味なのでしょうか。分かる人?それでは、二者択一で聞いてみようと思います。

①「学力なんて人によって捉え方が違うので、様々な意味があるんじゃない?」と思う人。

②「いやいや、学力というのは重要なので法律で定義されているはず」と思う人。

■はい、ありがとう。答えは②です。「法律で定義されている」でした。

■「学力」という言葉の定義は、「学校教育法」という法律の第30条第2項に規定されて、次の3つの要素に分類されています。「学力の3要素」と言います。

①(基礎的な)知識及び技能

②(これらを活用して課題を解決するために必要な)思考力、判断力、表現力その他の能力

③主体的に学習に取り組む態度

■では、次の質問です。①から③で、どれが大事だと思いますか?

①だと思う人?・②だと思う人?・③だと思う人?

 

 

 

 

 

 

 

 

■これは少々意地悪な質問だったかも知れません。「3要素」というくらいですからどれも大事なのですが、その中でも③の「主体的に学習の取り組む態度」というのがスタートライン、またはベースのなっているのは分かるでしょうか。

■主体的・能動的に学習に取り組もうと思っている人と、反対にやりたくないなと思っていたり、受身で学習に取り組んでいたりする人では、どちらが身になるかはみなさんも経験上分かると思います。

 

■「学力」とは3要素として法律に規定されていて、その中でも「主体的に学習に取り組む態度」、言い換えると「主体的な学び」が「学力」のベースであるということです。

■そういえば、本校の第一目標である「目指す学校像」

 ~社会で活躍する「凛として輝く」人材を育て、地域の期待に応える進学校~

それを達成するための4つの重点目標の一つ目は『生徒・教職員により「主体的な学び」を実現する』です。

 

 

 

 

 

 

 

 

■それでは、この「主体的な学び」とは、具体的にはどういうことなのか。分かりますか?

■「主体的な学び」とは、「楽しい」ということです。「国語って楽しい」「数学って面白い」と思えることです。

■この「楽しい」「面白い」を少し角度を変えると、「好き」という言葉に言い換えることが出来ます。「英語が好き」「歴史が好き」・・・。これが「学力」なのです。

■学校というところは、授業があり、学ぶところなのですが、もう少し具体的にいうと、  「主体的に学習に取り組む」ということであり、さらに具体けすると「授業が楽しい」「授業が好き」ということになるのです。

■みなさん、2学期は「主体的に学習に取り組む態度」に意識して、本校の重点目標である「主体的な学び」を実現してください。

 

■本日は2学期の始業に当たり、1点だけ「学力の意味」という話をしました。みなさんが高校生活を充実させ、「凛として輝く」ためのヒントになるかも知れません。

■最後に一言。この夏休み中、全国で災害が相次ぎました。「令和8年熊本地震」「令和8年8月千葉豪雨」、そして、つい先日発生した石川・能登豪雨。多くの方々が被災され、まだまだ大変な思いをされていることと思います。そのことに心よりお見舞い申し上げます。

そして、我々一人一人が被災者気持ちに寄り添い、自分なりの支援ができればと思っています。

■では、いよいよ2学期のスタートです。各行事の学びと各教科の学び、双方とも松女生らしく、全力で取り組まれることを期待しています。以上です。