2018年5月の記事一覧
きらめき出前講座③~読み聞かせ~
「読み聞かせを始めよう」
5月30日、3年生の家庭科選択科目「子どもの発達と保育」で、東松山市きらめき出前講座第3回目を実施しました。このきらめき出前講座は、東松山市が生涯学習の一環として市の人材資源を活用してさまざまな社会における課題や情報等を出前するものです。
さて、今回は、「読み聞かせ」をテーマとして、東松山立図書館の司書の方々を先生としてお招きし、授業を行っていただきました。想像力や言語能力が高まり、感情豊かになるなどその効果が期待されている読み聞かせ。
でも本当に効果があるのでしょうか?
一般的に読み聞かせには、1)言語能力、学習能力の発達、2)心の成長、情操教育 3)考え方の視野が広がり、想像力も豊かになる 4)親子のコミュニケーションなどに効果があるといわれています。
私自身、3年前に専門家の方による絵本の読み聞かせを聞く機会があったのですが、まさに心が洗われるような感覚を味わったことを今でも鮮明に覚えています。
今回の授業では、絵本を読むときに注意すること、本の持ち方や姿勢、読み方など。また、「お話し会」を開くときのプログラムや教材(絵本)及び気をつけなければならないことなどを丁寧に教えていただきました。
また、過度なパフォーマンスや上手な読み方にもさほどこだわる必要もないようで、大切なのは、子どもが大人になったとき、「ママの読み聞かせ、やさしかったなぁ」……そんな「親子の想い出」こそが、家族への感謝の気持ちだったり、人に対してのやさしさだったり、人間的心の深みを作りだしていくとのことでした。こうした「絵本の読み聞かせ」は、優しさや思いやりあふれる松女生のまさに得意とするところなのではないでしょうか。授業を聴いていてそんな思いにかられる一時間でした。
最後になりますが、本日の授業において、「読み聞かせ」のようにわかりやすく丁寧な言葉で教えてくださった講師の先生方ありがとうございました。
運動部 結団式
結団式に思う ~松女生の本気~
5月24日、インターハイ予選に向けての運動部員による結団式が行われました。当日は、音楽部や書道部などの文化部の生徒たちも応援に駆け付けてくれて、運動部の仲間たちを励ましてくれました。その時に感じたことを君たちに伝えたいと思う。
今日の結団式は単なる儀礼的な儀式ではない。インターハイ予選に向かって松女生の覚悟と決意表明の場です。そして、ここにいる仲間たちと心をそして思いを一つにして、自らを鼓舞し、これからの戦いに士気を高めていく神聖な場です。
勝負は、「強い人が勝つとは限らない。才能や素質がある人が勝つとも限らない。私はできる、私は勝つんだと誰よりも強い気持ちを持っている人だけが結局は勝つ」のです。
つまり、勝敗を決定する決め手は、最後の最後は当事者の気持ちであろう。今回でいえば、君たち自身の気持ち一つなのである。相手より絶対この戦いに「勝つんだ」、自分は絶対に「できるんだ」といった気持ちを強く持てるかどうか。
こうした気持ちを持って試合に臨むには、絶対「勝つんだ」自分は「できるんだ」といった気持ちをもって他の誰にも負けない練習をすることが必要となる。他の誰よりも苦しい、つらい練習をすることで、自分に自信が持てて、いざという時に力を存分に発揮できるメンタリティが醸成される。辛くなった時、苦しくなった時、心を、思いを一つにした今日ここにいる仲間たちのことを思い出しましょう。仲間たちの笑顔がそして声がきっと力となって君たちを後押ししてくれることでしょう。
諸君の検討を心より祈念しています。目指すは全国。頑張りましょう。
結団式では、空手道部の演武に始まり、各部からの決意表明。最後に皆で円陣を組み、全員で声を掛け合った。書道部からのパフォーマンスによる応援を受け、記念写真。最後は和やかな空気に松女らしさを感じた。
今まで、国体、インターハイなど数々の結団式や激励会など本気で一番を目指す場に立ち会う機会が何度となくあった。その緊迫感に刺さるような視線。背筋がぞっとするほどの気迫とやる気。本気で日本一や世界を狙っている高校生の気迫は鬼気迫るものがあった。普段はおとなしく、おっとりしていた生徒も部活ジャージを着るとスイッチが入り別人となった。
君たち松女生は、本当に素晴らしい生徒たちです。清楚で気品あふれ、凛とした姿。いつも、様々な機会を得てはこうした君たち「松女の宝」を自慢している。しかし、時としてこうした奥ゆかしさや謙虚さを自ら打ち破るときも必要である。
「Stay Hungry Stay foolish」。これはアップル創業者スティーブジョブスが、スタンフォード大学の卒業式で学生に向けて述べた言葉。時にはバカになることも、時にはもっとガツガツするほど貪欲であってほしい。「何事も本気で目指す生徒の心意気は見ていて気持ちいい」。その本気度は、顔つき、姿勢、表情、時には前に出た時の整列ですでに明らかとなっている。
ストイックなまでの気迫。「もっと、もっと本気になれば、君たちならばできる」。激励の言葉をかけながら、君たちの本気度をうかがい知ることができた。
教育関係者向け相談会を開催します。6/11~15
教育関係者を対象とした本校の説明会を、6/11(月)から15(金)の5日間午前10時より開催します。参加を希望者する方は、教頭まで電話で御連絡ください。詳細は、下のリーフレット名をクリックしてください。
・教育関係者高校説明会リーフレット
「スマホ・ケータイ安全教室」を開催しました。
スマホ・ケータイ安全教室 ~被害者にも加害者にもならないために~
5月17日(木)6時間目、1,2年生を対象として、NTTdocomoスマホ・ケータイ安全教室インストラクターの川内雅人様を講師として招き、ご講演をいただきました。 テーマとしては、「SNSで気をつけること」と「コミュニケーションアプリで気をつけること」の2点。実際にあったことをもとに作成した動画を見た後、具体的にSNSとコミュニケーションアプリの良い点と怖い点について講演いただきました。使い方をよく理解しないでこれらのアプリを使うと、場合によっては、被害者にもなり加害者にもなる、友人関係が壊れたりすることもあるということがよくわかりました。また、歩きながらや自転車に乗りながらの「ながらスマホの危険性」についても十分お話いただき、生徒たちも肝に銘じてくれたことと思います。講師の川内様、お忙しい中お越しいただき、誠にありがとうございました。最後に貝塚生徒指導部主任からお話がありましたが、松女生のみなさん、皆さんの先輩がつくった「スマホ私たちのルール」をもう一度確認して、きちんと実行してください。
部活動探訪~空手道部~
部活動探訪 その① 空手道部 祝関東大会出場
空手道部が関東大会県予選会において、団体形及び団体組手の部において、見事関東大会の切符を手にしました。 関東大会は、6月9日(土)と10日(日)の2日間にわたり茨城県武道館(茨城県水戸市)にて行われます。
「目指すは日本一」、何事も目指さなければ始まらない。目指すことによって、はじめて実現が可能となるのです。関東大会まで時間は限られていますが、これから6月までが勝負です。何事もいい準備のもとでいい結果が生まれるもの。「頑張ろう。松女空手道部!」
昨日、空手道部の練習を見に行きました。団体形、組手双方とも、その一つ一つの動きのキレとスピードは見事でとても気合と迫力が感じられる素晴らしい練習でした。
何といっても、今年の空手道部は、1年生が18人入部するなど練習も活気あふれる状態です。やはり、多くの部員とともに練習ができるのは、上級生にとっても一層気合が入るのではないでしょうか。見ていても、練習の密度や空気が違うなと感じました。一年生は、初心者がほとんどのようですが、顧問の先生や3年生からも一人ひとりやさしく丁寧に教えている光景が、何とも新学期を感じさせるものでした。
普通に松女に入学して普通に空手道部に入部した新入生たち。ただし、普通以上の練習で普通以上の成績をあげる。こうした経験を積むことによって立派な松女生、凛として輝く大人の女性へと成長する。松女空手道部の練習光景を見ていて、本当に松女の部活動の在り様について、もっと大げさに言えば公立高校の部活動の在り様について原点に立ち返る思いを抱くことができた。
学校総合体育大会県予選(高校女子サッカーの部)
4月30日(月)、学校総合体育大会埼玉県予選3回戦が県立庄和高校グラウンドにおいて行われました。この大会のベスト8までがシード枠に入りインターハイにつながる関東大会出場をめざすというものです。
わが松女のベスト8をかけた対戦相手は、第6シードの川口市立高校。この4月に川口市立の高校3校が一つになった新校。とはいえ母体は川口総合高校、なかなかの強豪校です。「松女なでしこ」としても、ここは何とかベスト8に入り、関東へ向けた戦いをと意気込んで試合に臨みました。
試合は強風が吹くなかで13:00キックオフ。前半、風上となった松女は、全体的に敵陣でのプレーも多くゲーム支配では勝っていたように感じられた。ゴール前での混戦など攻め込む場面もあったものの結果的に得点には至らず前半は0-0で終了。
後半は風下。気持ちを入れていかに集中を保っていくかが問われる。その後半開始数分後、右サイドからアーリークロス気味にゴール前へあげたボールが、風に乗ってゴールへ。あれはシュートだったのか? とにかく気をつけなければならなかった立ちあがりにまさかの失点。
しかし、まだまだ時間は十分ある。あせらず、あわてず自分たちの持てる力を全力で出し切るしかない。何度となく訪れた決定的なピンチもGKのスーパーセーブで防いできた。そして、圧巻は左サイドからキャプテンのドリブル突破。スピードに乗ってディフェンダーを振り切り、GKと一対一かと思いきや、最後に相手ディフェンダーの足が・・・。「よしPKだ」と誰もが思った瞬間。ほんのわずか枠外で残念ながらFK。
試合は、そのまま0-1で終了した。双方のチームの力は互角。また試合内容もほとんど互角であった。結果的に見れば、後半開始のわずか数分の集中力の違いが試合結果となってしまったのかもしれない。
しかし、「松女なでしこ」は本当によく頑張っていた。相手との競り合いに体を張って踏ん張っていたディフェンダー。前線とのつなぎに、そしてビルドアップに労をいとわず動き回り奔走していた運動量豊富なミッドフィルダー。前線でボールをおさめ起点となっていたセンターフォワード。サイドから果敢にドリブルで勝負していたウィングフォワード?、素晴らしいスピードで何度も相手ディフェンダーを振り切っていました。
このように、個々それぞれが持ち味を出し切ってのゲームだったと思います。涙を流して悔しがる君たちの姿はとっても愛おしいもの。しかし、君たちのゴールはまだまだ先である。というよりも、ここからの歩みにこそ君たちの真価が問われるのだ。サッカーで培った多くの財産。こうした財産がこれからの君たちの人生に大きく生きてくるのです。
ゲーム終了後、しばらくたって3年生全員で記念写真。やはり松女生には、とびっきりの笑顔が一番である。
最後に、多くの保護者の皆様に会場まで応援に駆けつけていただき、ありがとうございました。これからも多大なるご声援よろしくお願いします。