松女Topics

2018年12月の記事一覧

2学年 探究活動~その①~

2学年 探究活動~その①~

 1217()午前中の4時間を活用して、2学年全体で探究活動を体育館及び各教室において実施しました。

 前半は、東北学院大学の菊池先生による探究活動。「探究とは何か」、なぜ「探求」を行うのか等々。菊池先生の情熱あふれる語り口に、極寒の体育館も熱気が満ちてきたように感じました。

 後半は、活動として各個人ごとのマインドマップの作成を行いました。自身と社会とのつながり。テーマの設定。そこから波及する様々なテーマ。

 意見を酌み交わしながらのマップ作成では、書きながら自分自身の目標や夢などが徐々に可視化され、そのために必要な事柄がかなり具体的なものとして挙げられていました。

 こうした具体化する力は、生徒一人ひとりの目標を実現するためにも、磨き上げていかなければならない力です。菊池先生におかれましては、遠いところから、松女のためにおこしいただきありがとうございました。



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第2回松女キャリア形成セミナー

【第2回松女キャリア形成セミナー】
~1年生キャリア教育(ワールドカフェ方式)~
 12月3日(月)松山女子高校格技場にて、1年生学年行事としてキャリア教育を実施しました。国立女性教育会館(NWEC)のスタッフによるワールドカフェ方式にて「キャリアを考える」取組を実践しました。
 3つのルール(①話を否定しない、②話をよく聞く、③話は短く)のもと、1年生全員、楽しく、真剣に話し合いに参加していました。
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”ホンモノ”の沖縄に触れる

 ”ホンモノ”の沖縄に触れる 

 いよいよ修学旅行。行先は、沖縄。一年前、いざ飛行機が飛び立つと割れんばかりの歓声と悲鳴、そして、機内いっぱいに広がる拍手の嵐。前に座っていた男子高校生たちが思わず後ろを振り返る。昭和の団体旅行を彷彿させる主役はなんと普段なかなかお目にかかれない"凛として"?テンションマックスの松女生であった。早いものであれから一年

 さて、君たちが行く沖縄とはどんなところなのだろう。青い海と澄んだ空、美しい海岸線やさんご礁など南国的な自然の景観に恵まれた沖縄。世界遺産の「首里城」「中城城跡」など琉球王国関連の遺跡の数々。

 その一方、太平洋戦争で日本唯一の地上戦が繰り広げられた沖縄。銃弾や艦砲射撃の砲弾は「鉄の暴風」とも呼ばれた。そして、沖縄の面積の約10%を占める米軍基地の存在。

 「ガマ」と呼ばれる自然洞窟は住民や日本兵の避難場所として、また野戦病院としても利用された。そして、「ひめゆりの塔」。同世代の女子高生たちの思いが君たちの胸を打つことだろう。遺影や遺品、手記等々、何とも言えず悲しく切ない。これが「戦争」なんだ。だからこそ、私たちは「平和」の実現を願い続けなければならない。

 このように、いろいろな顔を持つ沖縄というフィールド。沖縄ならではの楽しみは、まさにいろいろである。その中でも、君たちには是非「ホンモノの沖縄」に触れてもらいたい。今回の修学旅行では様々なプログラムが用意されている。「求めなければ得るものはない」。ここで体験する貴重な経験が、君たちの今後の高校生活、さらには人生において自身に生きてくるか否かは君たち次第だ。

 この修学旅行を通して”ホンモノ”の沖縄に触れてもらいたい。君たちの一層の成長と進化を期待しています。さあ、行きましょう、沖縄へ。それでは、”Have a nice trip!”

第一日目

 いよいよ出発。空港の集合ロビーでは、川越西高校、草加南高校とバッタリ。いずれも私服での修学旅行。その中にあって松女生はテッパンのセーラー服。だからこそ、松女の清楚なイメージが一層と際立っていた

 集合整列で自ずと緊張感も高まり、慣れない保安検査から搭乗口へ。ほぼオンタイムで飛行機は無事離陸。昨年は、昭和の団体旅行を彷彿させる歓声と悲鳴、そして拍手が機内いっぱいに広がった。今年は…? やはり歓声と悲鳴、そして拍手。前に座っていた他校の男子生徒も思わず苦笑い。さっきまでの清楚のイメージはどこへやらこのテンションはもはや松女の伝統ともいえるものかもしれない、などと思いつつ飛行機は粛々と一路那覇へと向かっていた。

 那覇到着。さすがに暑い。25℃とは聞いていたものの、やはり聞くのと実際に感じるのとでは違う。最初の見学地首里城。首里城内でのクラスごとの集合写真。風による前髪の乱れを一様に気にしていた松女生。集合写真をとり終えたのち、たっぷりと首里城を見学。

 首里城見学した後、平和講演会。講師は新里スエさん。御年84歳。そのパワーは衰えを知らないほど。後世に、そして若い世代に伝えたいこと、知ってほしいことをフルパワーで熱く語っていた。その迫力と独特の語りに感動です。ありがとうございました。





  第二日目

 今日クラスごとで平和学習の日。私たちはまず沖縄方言で「ガマ」と呼ばれる自然洞窟の見学。沖縄戦では、住民や日本兵の避難場所として、また野戦病院としても利用されたところである。平和ガイドさんの案内のもとガマの内部を見学。さすが、感受性の強い松女生、涙を流してガイドさんの話に聞き入っていた。

 続いて、制服に着替え、心整えて「ひめゆりの塔」へ。そこでは、沖縄戦の過酷さ、悲惨さを象徴するものとして、また、沖縄師範学校女子部と沖縄県立第一高等女学校の女子生徒及び職員総計240名にも及ぶ人たちの様々な思いが私たちの胸を打つ。資料館にある遺影や遺品、生存者の証言映像や手記等々。多くの松女生がメモを取って心に刻んでいた。何度訪れても、ひめゆりは悲しく切ない。セーラー服にあこがれて入学した高等女学校の生徒たちが、松女生と被ってしまう。その真面目さ、謙虚さや優しさが何でこんなことに。これが「戦争」なんだ、とは思っても怒りと悲しみは尽きることがない。続いて、平和公園へ。埼玉県の碑から平和の礎へと向かい、クラス代表が礎の前で「平和の誓い」を読み上げた。

 平和」の実現を願い続けなければならない。今日の平和学習を通して多くの松女生が心に誓いを立てたのではないかと思っている。


 

第三日目

  今日は体験学習の日。制服から私服へとイメージチェンジした松女生は、各体験コースごとでの一日である。シュノーケリングなどのマリン体験。むら咲むらでの文化体験。カヤックやトレッキングなどの自然体験に美ら海水族館見学等々。午前午後別々のコースでの体験学習は、どの体験をとっても充実感満載。美ら海水族館では、何と言ってもあの巨大なジンベイザメが圧巻。トレッキングでは○○イモリなど希少生物に遭遇するなど

何とも貴重な体験だったのではないだろうか。

 とても充実した一日が終わり、ホテルに戻り、近くのビーチでの夕日の光景は、沖縄最後の夜を象徴する哀愁に満ちたものであった。


 第四日目

 いよいよ修学旅行最終日。今までの盛りだくさんの内容に少々疲れ気味かと思いきや、何のその。那覇国際通りにおいての自由行動では、荷物を送ったばかりにもかかわらず、最後の爆買いお買いもの?ツアー。沖縄ならではのランチとお土産を最後の最後まで存分に楽しんでいました。

 四日間にわたる高校生活最大のイベントである修学旅行も無事に終了いたしました。全行程を通じて天気も良く、これといったトラブルもなく、本当に素晴らしい修学旅行となりました。

 また、いろいろな見学場所で一般の方々に、「素晴らしい高校生ですね」との言葉をいただきました。確かに、きちんと着こなした制服で一生懸命メモをとりながら見学している松女生の姿は、名門女子高校生?をかたるにふさわしい姿だったと思います。

 今回の旅行を通じて、君たち自身が五感で感じた沖縄をいつまでも忘れないようにしましょう。それでは、修学旅行お疲れ様でした。 

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