校長室より

2026年7月の記事一覧

令和8年度 第1学期終業式 校長講話

 

 

 

 

 

 

 

 

■みなさん、おはようございます。校長の黒田です。本日、1学期の終業にあたり、校長として生徒のみなさんに2点、話をしたいと思います。

 

■1点目は、明日から始まる「夏季休業」「夏休み」についてです。昨年度も話しましたが、シーズンなので、また話しましょう。

■「夏休み」いい響きの言葉ですね。小学生の頃から大好きな言葉です。みなさんは、この「夏休み」を大切にしてくださいね。本当の意味の「夏休み」というのは、学校にいるときにしかありませんからね。我々大人にも「夏季休暇」というものがありますが、我々の場合は5日間です。みなさんのように40日もありません。今年は45日もあります。

■みなさんは、この「夏休み」に何をしますか。時間があるので、いろんなことができますよ。趣味、映画、旅行、読書、勉強などなど。とは言え、ぼーっとしているとあっという間に時は流れてしまうのです。無駄に過ごさないためには、どうしたらいいですか。考えてください。

■そうですね!計画を立てるのは得策ですね。小学生の頃、学校から「夏休みの計画表」もらいましたよね。シールついているやつ。校長は、あれは優れモノだと思います。よく巷で「見える化」するといいと言われていますが、これがまさに「見える化」ですね。

■みなさん、是非とも「夏休み」45日間の自身の行動を「見える化」してみてください。

■そして、そこにいろんなやりたいことを盛り込んでください。勉強はもちろんです。高校生なので、勉強は毎日必ず入れてください。そして、「夏休み」だからこそできる勉強も入れてください。

■例えば、「1日10時間勉強」はどうでしょう。「私は「1日10時間勉強」を3日やってみよう」とか、「7デイズ」とか、「私は受験生だから、毎日10時間やってみよう」とか。やらされではなく、自分で決意して挑戦してみてはどうでしょう。

■ちなみに、校長は高3の夏休みは、10時間×40日やりました。高校入学した時は、学年で上位の成績だったから、いい気になっていて、それから部活動一本やりの柔道部員になり、高2の終わりには学年成績が400番ぐらいに転落。

■こんな成績でしたので、就職しようと思っていました。それは私の場合、本心ではなく成績が悪くなったいいわけでした。高3になって、真剣に進路を考えたら、教員になりたいと思うようになってしまいました。担任の先生に相談したら、「黒田くん、教員になるには大学に行かないとだめなのよ」と言われ、「そうか、やっぱりなあ」ということで勉強に本腰入れることにしました。

■それで、10時間×40日です。私は、書いてインプットするタイプだったので、ひたすら書いていました。レポート用紙が1冊終わり、2冊終わりと、それがたまっていくのが楽しみになってきました。最終的にはレポート用紙10冊、表裏びっしり。

■そんな中で、夕方からは気晴らしに近くの公園まで散歩して、読書をしていました。島崎藤村とか夏目漱石とか。これも楽しみでした。

■すいません。私の40年以上前の話なんか役立ちませんね。

■とにかく、高校時代の「夏休み」を無駄にしないように。「見える化」やってみてください。あと、「1日10時間勉強」もやってみてください。

 

■2点目は、松女生に感動したエピソードを1つ。これは、いままでも何度も話したことがあります。1年生は、中学生のとき、学校説明会とかで聞いたかもしれません。

■しかし、今から話すエピソードは、松女の良さを象徴するもので、校長は、これからも松女生にはこうあってほしいと切に願っているので、何度も話します。

■校長は全ての先生方の授業を見学しているのですが、3年生のある授業を見に行ったときのこと。教科担当の先生が「これ、分かる人?」と発問すると、5、6人の生徒がすぐさま「はい!」と手を挙げたのです。まず、ここで感動(その1)。多くの高校を勤務してきた私にとって、これは普通の光景ではないことを知っています。

■なぜだろう。すぐにその原因・理由を考えます。その答えは、松山女子高校が女子校だからです。高校時代という人生で最も成長する時期に、異性の目を気にせず自然体で授業に臨めることです。思春期の生徒です。「恥ずかしい」という感情は当然です。そして、この「恥ずかしい」という感情も決してなくしてはならないものです。

■しかし、この「恥ずかしい」に負けて、学習意欲やチャレンジ精神などが、かき消されていくのです。ですから、この状況というのは、女子高である本校にとってかけがえのないメリットなのです。

■話を戻します。手を挙げた5,6人の中の一人が指名されました。その生徒は、起立し大きな声で発表しました。そして、間違えたのです。ここで更なる大きな感動(その2)。

■人前で間違えるということは、男子、女子関係なく、かなり恥ずかしいことです。だから、みな人前で間違えることを恐れ、手を上げないのです。

■みなさんは、答えを分かっているのに答えない人と、間違えるかもしれないけれど答える人とでは、どちらが成長する人だと思いますか?・・・そうです。後者ですよね。だから、校長は、松女生を愛しいと思うのです。

■みなさん、「間違えてもいい」ですよ。いや、むしろ、「間違えてみなさい」といいたいです。

■このことの原因・理由も考えてみました。答えは、このクラスでは、間違えた生徒を冷やかしたり、からかったりするものが一人もいないということなのです。

■こういうことを「心理的安全性」と言います。つまり、松山女子高校では、1年から3年になるにつれ、この「心理的安全性」が育まれているということなのです。私はこのことに深い感動を覚えます。

■これが松女生のよさであり、そういう生徒たちの校長であることを、私は誇りに思うのです。そして、未来永劫そうあってほしいと願っています。

 

■以上、本日は2点話しました。1点目は、「夏休み」を無駄にしないために「見える化」をという話。2点目は、校長が松女生に感動したエピソードでした。HPにアップしておきますので、あとでまた見返してみてください。

■では、1学期、大変お疲れ様でした。充実した「夏休み」を過ごし、また2学期に元気に会いましょう。以上です。