校長室より

校長室より

離任式での校長挨拶

 みなさん、こんにちは。校長の黒田です。5/2(木)の離任式では、生徒諸君は離任された先生方のお話をとてもよく聞いていましたね。みんな前のめりでした。

 私も少々話をしましたので、載せておきます。

 

令和6年度 離任式・校長挨拶及び離任者紹介

■みなさん、こんにちは、校長の黒田です。

■みなさんとこうして会うのは4/8ぶり、2度目ですね。始業式と入学式ではじめてみなさんに話をしましたが、内容を覚えていますか・・・。覚えてなくて、いいんですか?!

いいんです!HPを見てください。

■さて、本日は離任式ということで、この後壇上の先生方を紹介しますが、その前にせっかくですので、少しだけ話をします。

■みなさんは「一期一会」という言葉を知っていると思います。文字を頭に浮かべてみてください。「一期」というのは、一生という意味で、「一会」とは、一回の出会いという意味ですね。今、この時の出会いは人生においてこの一回だけ、人生で最後の出会いであるということです。

■本日、この後離任された先生方が、お話をしてくださいます。2・3年生にとっては、お世話になった先生方との最後の出会い、最後の授業です。しっかりと何かをつかみ取ってください。

■1年生にとっては、初対面の先生方ですが、それこそ「一期一会」です。1年生も同様に何かをつかみに行ってください。

■茶道・お茶の世界では、この「一期一会」という言葉はとても大事な精神となっており、そして、更に奥深い解釈をしています。その解釈とはこうです。

■私はみなさんとこういう場で会うのは、2度目です。しかし、今日のこの一瞬の出会いというものは、人生において今一回だけのもの。だから、この一回の出会いを大切にしようというものです。

■ということは、みなさんが先生方と日々行っている授業も、その一回一回が常に「一期一会」ということになるわけです。

■では、離任された先生方を紹介します。・・・。

 

お祝い 陸上競技部、地区大会の優勝旗を校長室へ

■みなさん、こんにちは、校長の黒田です。

■4月22日(月)~4月24日(水)に熊谷スポーツ文化公園にて行われた陸上競技部・学校総合体育大会北部地区大会で本校陸上競技部が3年ぶりに総合優勝を果たしました。(詳しくは部活動のページを!)

■その後、部長さんをはじめ、3年生が優勝旗と盾を校長室に持ってきてくれました。おめでとうございます!

■たった一度しかない高校時代に、部活動に全力で取り組む高校生を私は尊いと思います。結果がよければ嬉しいけれど、よしや結果がよくなかったとしても全力で打ち込んでいたならば、それで十分尊い高校生だと思うのです。

 

 

 

 

 

 

 

令和6年度 入学式 式辞

 校庭の染井吉野も今ぞとばかりに咲き誇り、本校を象徴する校門の松の木も、益々青く、弥栄を称える春爛漫の今日の佳き日に、御来賓並びに新入生保護者の皆様の御臨席の下、埼玉県立松山女子高等学校第七十九回入学式を挙行できますことは、本校にとってこの上ない喜びと感じております。皆様に深く感謝申し上げます。

 

 只今、入学を許可しました三百十九名の新入生のみなさん、入学おめでとう。教職員並びに在校生一同、みなさんの入学を心から歓迎いたします。

 また、保護者の皆様におかれましても、お子様の御入学、誠におめでとうございます。心よりお慶び申し上げます。本日より三年間、お子様の成長の支援を精一杯務めさせていただきます。どうかよろしくお願いいたします。

 

 本校は、大正十五年に「松山町立埼玉県松山実科高等女学校」として開校し、今年で九十九年迎えます。来年度には創立百周年記念行事も控えております。卒業生は二万六千人を超え、その諸先輩方が築かれた歴史と文化、そして伝統と誇りをみなさんは受け継ぐことになります。その意味というものをしっかりとかみしめてください。

 

 松山女子高校は「凛として善美に輝く女性」を育てることを校是として、全教職員が一丸となって取り組んでいます。在校生も勉学に部活動に、日々意欲的に挑戦し、自らを磨いています。

 

 さて、いよいよ希望に満ちたみなさんの高校生活が始まります。伝統の松山女子高校の生徒であるという自覚と誇りを胸に、三年間の高校生活を充実させてください。私からは、みなさんが高校生活を充実させるために、これからの指針となることを2つお話しします。

 

 一つ目は、「母校となる松女を全力で好きになれ」ということです。

 人は自分が好きになったことなら、どんどん吸収するものです。やらされるのではなく、自ら進んで取り組むようになります。

 

 そうなれば、もはや周りがやめろと言っても誰も止められません。「受け身」ではなく、「能動的」な状態です。「好き」という状態は、言い換えると「主体的」「能動的」とも言えるかもしれません。

 

 「好きこそものの上手なれ」ということわざがありますが、その言葉は「主体的・能動的に取り組むと成長する」という意味なのです。皆さんには、三年間の学校生活を丸ごと好きになり、大いに成長していってほしいと思います。

 

 百年もの長きにわたり、この松山で脈々と受け継がれてきた松女の歴史。そして、それを支えてきた地域の人々。また、現在の学校を支えている目の前にいる教職員や これから共に学ぶ仲間たち。自身に関わる全てに興味を持って、「好き」になり 主体的・能動的に取り組んでみてください。

  幸いにして、この松山女子高校は、地域の方々からも長きにわたり、深く深く愛していただいております。教職員もしかりです。そんな愛情に包まれながら、みなさんも「松女を全力で好き」になり、「好きこそものの上手なれ」を体現してください。

 

  二つ目は、「『凛として輝く』ため、多くの失敗を経験せよ」ということです。松女スピリットともいえる「凛として輝く」の「凛として」という言葉は、「凛々しい」とか、「引き締まっている」、「しっかりとしている」などといった力強い意味を持っています。

 

 つまり、「凛として輝く」ということは、知性あふれ、強い芯があり、品格溢れる人物に成長するということなのです。そして、それを体現していくためには、薄っぺらな知識だけではなく、様々な経験の中で会得し、自分を磨き上げていかなければならないのです。

 

 例えば、「学ぶ」ということは、単に教科書を暗記すればいいわけではないのです。教科などで学んだことを、自ら考え、体を動かし、失敗したり、成功したりという体験や実践を通して、自分のものにしていくことが重要なのです。

ですから、「多くの失敗を経験せよ」と申し上げた訳です。

 

 みなさんが生きるこれからの社会は、AIやICT技術などが高度に発達した「Society5.0」の到来により、社会の在り方が劇的に変化することは明らかです。そしてみなさんは、今まさにその真っただ中にいるといえます。更に新型コロナウイルスの感染拡大や世界情勢不安など、いつ何が起こるか分からない、先行き不透明な「予測困難な時代」です。

 

 このような時代を生きていく新入生の皆さんには、英知を磨き、様々な課題に受け身でなく、主体的に、果敢に取り組んでいく、そういうスピリットを身に着けていってほしいのです。是非とも「凛と輝く」ため、恐れることなく多くの失敗を経験してみてください。

 

 皆さんの入学に際し、これからの指針として、一つ目は、「母校となる松女を全力で好きになれ」ということ、そして、もう一つは、「『凛として輝く』ため、多くの失敗を経験せよ」ということをお話ししました。私たち教職員は、全力でそれをサポートします。

 

 保護者の皆さまに申し上げます。本日から三年間、責任を持ってお子様をお預かりいたします。

 家庭教育と学校教育との関係は、車の両輪とよく言われます。家庭と学校がそれぞれの役割をしっかり果たし、協力・連携し、教育に当たることが、何よりも大切なことは、言うまでもありません。

 

 私たち教職員一同、御期待に沿えるよう、一所懸命に努力いたします。是非とも学校を信頼していただき、家庭と学校との風通しを良くしながら、お子様の成長に向け、一緒に取り組んでいきたいと思いますので、何卒、御支援・御協力をよろしくお願いいたします。

 

 結びに、新入生のみなさんがこの伝統ある松山女子高校の生徒として、「凛として輝く」決意とさまざまな希望を胸に、充実した日々を送られんことを期待して、私の式辞といたします。

 

令和6年4月8日

 埼玉県立松山女子高等学校長 黒田 勇輝

令和6年度 1学期始業式 校長講話

令和6年4月8日(月)

校長 黒田 勇輝

 令和6年度 1学期始業式 校長講話

 3年生、2年生のみなさん、おはようございます。

今年度、伝統ある松山女子高等学校の校長を拝命しました黒田勇輝と申します。もとより力はありませんが、生徒のみなさんのため、真摯に、そして全力で校長の職を務めてまいりますので、どうかよろしくお願いいたします。

 

みなさん、まずは進級おめでとうございます。

2年生のみなさんは、昨年1年間、夢中で駆け抜けてきて、もうすっかり松女生としての高校生活にもなれたと思います。いよいよここからが本番です。思う存分活躍してください。

 

3年生のみなさんは、2年間、よく頑張ってきました。ここからは最上級生としての総仕上げの1年です。泣いても笑っても、松女生としての高校生活は、あと1年しかありません。悔いのないように、今まで磨いてきた力を思う存分に発揮してください。

 

そして、2年生も3年生も、たった一度しかない高校時代を十分に謳歌して、楽しんで、価値あるものにしてください。時間はたっぷりあるようで実はそうでもありません。1日1日を大切に、青春を思う存分味わってほしいと思います。

私はそれを全力で支援、バックアップします。それが校長や先生方の仕事なのです。

 

さて、先生方は授業や HR で日々みなさんと接することができますが、校長にはそういうチャンスがあまりないので、せっかくの機会ですから、校長の自己紹介と2点お話をします。

 

では、まず自己紹介です。

①  氏名 ②年齢 ③干支 ④勤務歴 ⑤趣味 など

 

ここからは2点話をいたします。

1点目の話は、入学式の式辞の内容についてです。

本日午後、新入生の入学式が行われます。その式辞で新入生に高校生活を充実させるための指針として、2つ話をします。在校生のみなさんにも同じ話をしたいのですが、時間がないのでタイトルとキーワードだけ示しておきます。

1つ目のタイトルは、「母校となる松女を全力で好きになれ」です。

キーワードは、「主体的」「能動的」「好きこそものの上手なれ」

 2つ目のタイトルは、「凛として輝くため、多くの失敗を経験せよ」です。

キーワードは、「知性」「品格」「力強い」「失敗したり、成功したり」

入学式後、HP にアップしますので、確認してみてください。

 

2点目の話は、「学力の意味」についてです。

学校というのは勉強をするところですので、先生方は当然「学力」という言葉を使いますね。「学力の向上」であるとか、「学力が低下している」など。おそらく、みなさんも「学力」という言葉をよく使っていると思います。

 

では、その「学力」という言葉は、実際はどういう意味なのでしょうか。わかる人はいますか?それでは、二者択一で聞いてみます。

①  「そんなのは人によって捉え方が違うので、さまざまな意味があるんだよ」と思う人。

②「いやいや、学力という言葉は重要なので、法律で定義されているよ」と思う人。

答えは、②の「法律で定義されている」でした。

 

「学力」という言葉の定義は、「学校教育法」という法律の第 30 条第 2 項に規定されていて、次の3つの要素に分類されています。

①(基礎的な)知識及び技能

②  (これらを活用して課題を解決するために必要な)思考力、判断力、表現力その他の能力

③  主体的に学習に取り組む態度

 

では、次の質問です。①~③では、どれが最も大事だと思いますか。

(①だと思う人? ②だと思う人? ③だと思う人?)

これは少々意地悪な質問だったかもしれません。3要素というぐらいですから、どれも大事なのです。

 

ただし、③の「主体的に学習に取り組む態度」というのが、一番最初のベースになるということは、理解できるでしょうか。主体的に能動的に学習に取り組もうと思っている人と、反対にやりたくないなと思っている人や、能動的の反対で、受け身・受動的に学習に取り組む人では、どちらが身になるかは、みなさんも経験則からわかるはずです。

 

なんとなく、③の主体的に学習に取り組む態度がかなり重要だということは、わかってきたでしょうか。

 

学習に「主体的」「能動的」に取り組もうとすることが大事だということですが、具体的にはどういうことでしょうか・・・。

答えは、「楽しい」ということです。「国語って楽しい」「数学って楽しいなあ」と思えることです。この「楽しい」を、少し角度を変えると「好き」という言葉に言い換えることもできます。「英語が好き」「歴史が好き」・・・。「好きこそものの上手なれ」ということわざがありますね。あれ、先ほど式辞のキーワードで出てきましたね。

 

全て学校というところは、授業があり、勉強し、学力の向上を目指していくところなのですが、具体的に言うと、「授業に主体的に取り組んでください」ということであり、さらに具体化すると「授業を楽しんでください」「教科を好きになってください」ということになるのです。

 

在校生のみなさん、今年度、学力の3要素の1つである「主体的に学習に取り組む態度」に意識して、取り組んでみてください。是非ともみんなで「主体的な学びの実現」を目指しましょう。

 

本日は、1学期始業式に当たり、校長の自己紹介のほか2点、話をしました。1点目は、入学式の式辞の概要について、2点目は、「学力」についてです。みなさんが高校生活を充実させるため、「凛として輝く」ためのヒントのようなものです。

 

最後に一言、元旦に発生した能登半島地震では被災された方々はまだまだ大変な思いをされています。台湾でも3日に大きな地震があり、毎日報道されていますね。私は一昨日、北陸に行ってきたのですが、我々一人一人が、被災者の気持ちに寄り添い、自分なりの支援を行っていければと思います。

 

それでは、みなさん、今日からは一つ進級した上級生となります。上級生として新入生を暖かく迎えてください。よろしくお願いいたします。